特例法。差し戻しの高裁では、5号要件が違憲判断となることがほとんど完全に確定しています。(2023年10月26日)

(2024年1月21日 21:27:08)
特例法。差し戻しの高裁では、5号要件が違憲判断となることがほとんど完全に確定しています。法曹の方に目安を伺いましたが、およそ半年くらいで、違憲判断が出ます。今回の4号違憲判決、そしてまもなくの5号違憲判断により、特例法の条文がすぐさま法律として無効になるわけではありません。短期的には国会議員に対して、法律を改正する義務が生じます。ただし、個々の家庭裁判所に性別変更を申請するトランスジェンダーの人たちについて、それぞれの家裁は、もう4号・5号を適用せず、スルーことが確実です。最高裁が違憲と判断した要件を使って、個々の性別訂正申し立てを審判することはありえないからです。そのため法改正を経ずとも、生殖腺のある人や、陰茎を切除していない人たちの戸籍訂正は認められるようになります。FtMの人たちはもう内摘なしでも戸変可、SRSを経ていないMtFの人は、あと半年で戸変できるようになります。ほんとに良かった、泣きそう。 (2024年1月21日 21:27:08)
https://archive.is/Ovuis (2024年1月21日 21:29:07)
[参考]高井ゆと里、山田秀頌「トランスジェンダーの性別承認法における不妊化要件に妥当性はあるか」生命倫理 第33号 (2023/09/30)、「「混乱」防ぐ手段は手術なのか 考えるべきトランスジェンダーの困難」朝日新聞デジタル (2023年10月29日) https://www.asahi.com/articles/ASRBY0TJTRBWUTIL024.html 、 「特例法の4号要件は「手術」を求めているのか?」ゆと里スペース (2023/10/23) https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2023/10/24/004858、 「特例法の諸要件はなんのために存在するのか?」ゆと里スペース (2023/10/25) https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2023/10/25/021601、 「特例法を必要とするのは誰か?」ゆと里スペース (2024/04/14) https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2024/04/14/235113、 「特例法5号(外観)要件はなぜなくなるのか」ゆと里スペース (2024/07/01) https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2024/07/01/004513、 「社会の混乱を防ぐために、手術要件をなくす(宇賀裁判官の反対意見)」ゆと里スペース (2024/07/01) https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2024/07/01/234020、「違憲状態の性同一性障害特例法 群馬大准教授 高井ゆと里氏」毎日新聞 (2025/7/13 東京朝刊) https://mainichi.jp/articles/20250713/ddm/013/070/020000c (2025年9月27日 19:04:59)
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